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南陽市東置賜郡医師会
会長 金子 誠

 この度、南陽市東置賜郡医師会、齋藤潔先生の後任として選任いただきました金子誠です。周りの先輩方にご指導いただきながら、任期を努めていきたいと思っております。
 2019年に武漢で発生して、瞬く間に世界中に広がった新型コロナウイルス感染症は、なかなか収束を見せることがないようです。
現在の変異株は死亡率、重症化率は低下しているものの、感染率の上昇が見られ、年齢も無関係に感染するようになってきました。私たちのような一般医が外来で簡単に処方できる有効な特効薬が無く、予防に重視を置かざるえない状況はもどかしさを感じている先生も多いかと思います。
 経済面での疲弊もひどく、廃業せざるをえない企業も多々出ております。待ったなしの状況に政府も、経済の方へ舵を切り出しています。私たちが現時点で、できることと言えば、ワクチン接種や一般的な感染予防対策、感染者早期発見による拡散防止に努めることしかありません。
 これからも新型コロナウイルス感染症との戦いは続いていくでしょう。専門医は専門医のやることがあるように、私たち一般医は一般医の役割があると思います。その中心となるのが医師会だと思います。
 コロナ以外にも高齢化社会になったことによる在宅医療の重要性が増してきています。国の方針として以前のような長期入院が難しくなり、自宅療養者が増えてきています。しかし核家族化が進んだことにより家族内のマンパワーも不足となってきており家族だけでは患者様の介護が難しくなっているのが現実です。そのため医師や歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー等様々な職種による介入が不可欠となって来ています。そしてその職種が個々に関わっていてはより良い医療、より良い介護の提供は不可能となっております。そのため当医師会では以前より在宅医療推進委員会を立ち上げ多職種連携を図ってきました。在宅医療研修会や在宅医療講習会を開き、まず始めに看護師、ケアマネージャー等との連携を密にするための活動行ってきました。その後は薬剤師と看護師、ケアマネージャーの連携強化を図ってきました。昨年はそれに加え歯科医師との連携を図るための研修会を行いました。研修会では介護サイドから歯科とのかかわる方法がわからないとの意見が思いのほか多く寄せられました。これを踏まえて今年度は歯科医師との連携をより密にしていきたいと考えています。
 新型コロナウイルス感染症の蔓延により医療、介護の現場が様変わりしてきています。そのため在宅医療の考え方も変化が必要になってきています。そのためには多職種とのより緊密な連携が必要となってきています。
 今後も我々医師会の役目はその時々に変わってくると思います。危機管理、リスク管理を念頭に迅速な対応をするためには会員皆様の力が必要です。どんなことにも医師会員が一丸となって取り組んでいきたいと考えております。より良い医療の提供、社会貢献のため皆様のお力をお貸しください。よろしくお願い申し上げます。

 

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